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飲食店の開業資金を調達する方法|第三の選択肢【クラウドファンディング】

飲食店の開業資金を調達する方法|第三の選択肢【クラウドファンディング】
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クラウドファンディングは誰でもできるの?

もとのり

できるけど、支援者を多く集めるには戦略と文章力が必要だよ。

当記事で得られること

・飲食店の開業資金の調達方法

・クラウドファンディングについて基礎を理解

目次

飲食店の開業資金の目安|自己資金はいくら必要?

飲食店の開業資金の目安|自己資金はいくら必要?

飲食店を開業するには、まとまったお金が必要です。

  • 運転資金
  • 物件取得費
  • 内装工事代金
  • 厨房設備代金
  • 什器・備品一式
  • 食材等仕入れ代金
  • その他諸経費

これらの費用を合わせると、10坪程度の店舗でも、500万円〜1000万円ほど必要になってきます。

金額の幅があるのは、業態によって厨房設備や内装工事などが大きく変わるため。

すべてを自己資金で用意するのは厳しいので、借入などでまかないます。

自己資金の目安は必要な額の1/3、できれば1/2と考えてください。

それくらい用意しないと、銀行の融資を受けるのは難しいです。

開業資金について詳しくはこちらの記事をご参照ください。

飲食店の開業資金に関わる知識を身につける|相場を知った上での交渉が基本

飲食店の開業資金を調達する3つの方法【クラウドファンディングをご紹介】

飲食店の開業資金を調達する3つの方法【クラウドファンディングをご紹介】

自己資金以外のお金を用意する方法としては次の3つ。

これまでは借り入れするしかありませんでしたが、インターネットの普及にともない、クラウドファンディングという選択肢が登場しました。

  • 親族から借りる
  • 銀行から借りる
  • クラウドファンディング

親族から借りる

「親族からお金を借りるなんてカッコ悪い」と思うかもしれませんが、そんなことは気にせず、借りれるものなら借りましょう。

状況にもよりますが、おそらく無利子無期限で貸してもらえるはずです。

経営が苦しいときは事情を説明すれば待ってもらえる可能性も高いですよね。

これは経営初心者にとって、とてつもなく大きなアドバンテージです。

しかし、「身内のお金だし、返さなくてもいいか」と考えて、返済がいい加減になるのは、それこそカッコ悪いです。

そういうマインドだと絶対に成功しません。

「返済はいつでもいいよ」と言われたとしても、経営者として、ちゃんと借入の契約書を作り、計画的に返済していきましょう。

契約書のテンプレートはこちらからダウンロードできます。

銀行から借りる【日本政策金融公庫】

事業資金の調達は一般的にはこちらですね。

融資の申し込みは、国の政策金融公庫である、日本政策金融公庫一択です。

他の銀行との違い、政府系の金融機関なので、事業者向けに多くの優遇措置が用意されています。

  • 圧倒的に金利が安い
  • 融資が通りやすい

借入までにどうすれば良いかも丁寧に教えていただけるので、具体的に金額が決まっていなくても、話を聞きに行きましょう。

開業資金の融資についてはこちらの記事をご参照ください。

飲食店の開業資金の融資は日本政策金融公庫で決定|自己資金は1/3が目安 | ゼロから飲食店を開業する方法

クラウドファンディング

クラウドファンディング

クラウドファンディングとは、群衆(クラウド)から資金調達(ファンディング)するという意味の造語です。

簡単に説明すると、「インターネットを使って、不特定多数の人から資金を調達する」という手法のこと。

多くの人から共感を得ることができれば、たとえ数千万円という大金でも調達することが可能です。

クラウドファンディングの種類

クラウドファンディングにはいくつか種類があるのですが、飲食店の場合、寄付型+購入型が該当します。

寄付型→頑張っているので応援してもらう
購入型→お礼に店の優待券等を差しあげる

簡単に説明するとこのようなイメージですが、どちらか一つだけでは弱いので、両方の要素を満たすプロジェクトを考えましょう。

寄付型と購入型の特徴を説明します。

寄付型クラウドファンディング

プロジェクトに対して支援者がお金を寄付する仕組みです。

寄付に対するリターンはありませんが、手紙や写真などお金のかからない形でお礼をするケースが多いです。

インターネットを使い、web上で寄付を募るということですね。

しかし、支援者に対してミカエルがないので、復興事業でもない限り大金を集めることは難しいです。

「地球温暖化を止める装置を開発する」
「今まで誰も実現できなかった革新的なサービスを提供したい」

このように崇高な目的でしたらプロジェクトを成立させるのは容易かもしれませんが、個人の飲食店事業で狙いにいくところではありません。

購入型クラウドファンディングと組み合わせると、そこまでハードルを上げなくても大丈夫です。

購入型クラウドファンディング

プロジェクトに対して支援者がお金を支援し、そのリターンとしてモノやサービスを受け取る仕組みです。

よく目にするクラウドファンディングはこの型ですね。

募集期間内に目標を達成した場合のみプロジェクトが成立する「All or Nothing型」と目標金額に達していなくても、支援者が1人でも出れば成立する「All In型」があります。

一般的には「All or Nothing型」を選択します。

飲食店の開業に必要な金額を設定し、支援していただいた人にお礼として食事券や特別なコース、貸し切り権利など支援していただいた金額に応じて設定します。

「こんな店だったら行きたい」と思っていただけるような戦略を練りましょう。

飲食店開業時のクラウドファンディング設定金額|支援してもらうには文章力が必要!

飲食店開業時のクラウドファンディング設定金額|支援してもらうには文章力が必要!

はっきりいって開業資金の全額を調達するのは無理です。

よほどの実績やアイデア、プレゼン能力があれば可能かもしれませんが、現実的ではありません。

必要資金の1割から2割くらいが妥当なところです。

「あとちょっと足りないのを助けて欲しい」

というスタイルで、あなたが今までどのように開業に向けて取り組んできたか、どれくらいの情熱があるのか、支援していただくことでどれほどのメリットを提供できるのかをアピールしてください。

「お金を理由にこのプロジェクトを諦めて欲しくない」と思っていただける文章を書くことができれば、きっと成功するでしょう。

逆にプロジェクトが素晴らしくても、それを文字や画像で伝えることができなければ資金調達は厳しいです。

文章を書くのが苦手な方は、プロのコピーライターに依頼しましょう。

クラウドソーシンクサービスを利用すれば、単価のやすいセミプロから高いスキルを持ったベテランまで簡単に探すことができます。

安いに越したことはありませんが、経験の少ない人に依頼するのはおすすめできません。

結局、途中で破談になったり、別の人に依頼することになるので余計な時間と費用が発生します。

単価に惑わされないように、実績を確認してから依頼してください。

クラウドソーシングサービスとはインターネット上で、仕事を依頼したり、受注できるシステムです。
最近はCMの効果もあり、活用する人が増えてきました。

クラウドソーシングサービスおすすめ3社

クラウドファンディングの手順

STEP
クラウドファンディングサイトを検討
STEP
プロジェクトページを作成
STEP
プロジェクトページを公開・資金調達スタート
STEP
SNSや広告等を使い、宣伝して支援者を集める
STEP
支援していただいたお金でプロジェクトを実行に移す

クラウドファンディングサイトによって、打ち合わせなどの作業が間に入ってきますが、全体の流れは同じです。

最も難しいのはステップ④の支援者を集めることですね。

いかに多くの興味がありそうな人に伝えることができるかがポイントです。

僕の知人はプロジェクト用にSNSアカウントを作成し、広告を運用して拡散することで、上手に支援者を集めていました。

しかし、有料の広告運用は知識が必要なので、初心者には向いていません。

素人が手を出すと、大事なお金を無駄にしてしまう可能性が高いです。

あなた個人のアカウントでプロジェクトへの想いや構想、進捗状況を毎日投稿してフォロワーを増やし、拡散を狙うやり方をおすすめします。

おすすめのクラウドファンディングサイト3社

READYFOR (レディーフォー)

キュレーターと呼ばれる専門コンサルタントに依頼することでプロジェクト終了まで親身に相談になってもらえます。

社会貢献系のプロジェクトが多い印象です。

Makuake(マクアケ)

国内トップクラスの実績あり。

サイバーエージェントのグループ会社なので、知名度が抜群です。

CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

知名度No.1のクラウドファンディングサイト。

プロジェクトの成功率を高めるノウハウや、日本初のクラウドファンディング保険を提供しています。

迷ったときはここに決定ですね。

【まとめ】飲食店の開業資金調達にクラウドファンディングを活用しよう

  • 寄付型の要素を出しつつ、購入型クラウドファンディングサイトで支援者を募集
  • 実績がないなら情熱を前面に出し、さらに支援者にとってのメリットをアピールする
  • 支援者の心に刺さる文章術は必須。苦手ならプロに任せよう。
飲食店の開業資金を調達する方法|第三の選択肢【クラウドファンディング】

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