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飲食店を開業しても失敗する人が多い理由と解決策|ビジネスの構造を理解しよう

飲食店を開業しても失敗する人が多い理由と解決策|ビジネスの構造を理解しよう
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この前できた駅前の居酒屋、さっき見たらもう違う店になってたよ。

もとのり

あの店、美味しかったよね?愛想もよかったのに残念。

当記事で得られること

・飲食店を開業したのに失敗する理由

・失敗する人に共通する特徴

・失敗しないための方法

目次

飲食店を開業しても失敗する理由と解決策

飲食店を開業しても失敗する理由と解決策

いきなりですが、「飲食店は始めやすいが潰れやすい」というのをご存知でしょうか?

開業から1年以内に廃業する店が3割、2年目で5割、3年目で7割、10年以上続く店は1割といわれています。

廃業の原因は様々ですが、このデータを見る限り、かなり厳しい業界だということがわかりますよね。

しかし、なぜ飲食店はこんなに廃業する人が多いのでしょうか?

頑張って何年もかけてお金を貯め続けて、借金までして、ようやく自分の店をもったはずなのに・・・。

その原因はズバリ、「ビジネスをなめているから」です。

気を悪くされた方はすいません。

ですが、廃業する人を何人も見てきた中での結論です。(もちろん全員ではありません)

飲食店を開業する人のほとんどが、自分の店の商品やサービスのことばかりに注力して、ビジネスの勉強をしないまま、店を開けてしまいます。

素晴らしいサービスや他より優れた商品があればうまくいくと思い込んでしまうんですね。

これはプロダクトアウトという考え方です。

プロダクトアウトを簡単に説明すると、自分がやりたいことや売りたいものを売って、お客さんに来てもらったり、購入してもらう手法のことです。

みんなが知っている有名な企業だと、Appleですね。

他にはない、製品とサービスで突き抜けています。

あたなはここまでできますか?
僕には無理です・・・。

Appleと比べるのは極端ですが、自分のサービスや商品が誰にも負けない自信があればチャレンジする価値はあります。

しかし、そんな人はごく少数でしょう。

では僕のような普通の人はどうすれば良いかというと、マーケットインという手法で店を作ります。

マーケットインとは市場やお客さんが求めているものを提供すること。

現在、必要とされているサービス、モノを提供、販売するのでリスクは低いです。

ただ、勘違いしてはいけないのが、「流行っていることを真似したらいい」というのとはちょっと違います。

流行り物は一時的には成功するかもし得ませんが、長くは続きません。

企業は資金があるので、流行に合わせて次々に業態を変えることができますが、個人ではそうはいきませんよね。

市場やお客様が求めているモノを探し、そこに自分にしかない価値をのせていく。

一般的にはこの方法が最善だと考えています。

飲食店を開業しても失敗する人の5つの特徴

飲食店を開業しても失敗する人の5つの特徴

飲食店で失敗する人には共通の特徴があります。

  • 楽観的
  • 根性論
  • 体力がない
  • 勉強しない
  • 数字に弱い

楽観的に物事を判断する

経営者にとって、「楽観的」というのはメリットもありますが、デメリットの方が多いです。

問題が起こったとき、「まあ、いっか」「どうにかなるだろ」。

こういう考えは時として、経営を圧迫する要因になることがあります。

問題の原因を調べ、対策を考え、実行する。

これをしない店は成長が遅くなります。

メンタルを保つ面で、楽観的な思考は必要ですが、問題解決や未来予測に根拠のない自信は持たないようにしましょう。

経営者は根拠に基づいた判断が求められます。

根性論でなんでも解決しようとする

料理人出身の人に多いのが、やる気さえあればなんとかなるという根性論です。

料理業界が超体育会系というのを考えると、仕方のないことかもしれません。

しかし、独立して経営者になったからには頭を切り替えましょう。

確かに根性がないとやっていけないのは事実ですが、それだけではダメです。

ビジネスは計画を立て、実行し、結果を評価、改善の繰り返しです。

これをPDCAサイクルといいます。

PDCAとは次の頭文字をとったものです

Plan(計画
Do(実行)
Check(評価)
Act(改善)

楽観的と根性論がセットになっている人が多いので気を付けましょう。(僕はまさにそれなので、意識して制御しています)

あと、根性論むき出しではスタッフがすぐ辞めます。

体力がないのですぐ疲れる

体力がないのですぐ疲れる

これは測れるものではありませんので、どれくらいあったらいいと言えませんが、週6日出勤で毎日12時間以上働ける体力は必要です。

軌道にのればスタッフに任せて働く時間を短くしたり、休みを増やしたりすることができますが、最初のうちにそれをやってしまうと、あっという間に運転資金が底をつきます。

スタッフの急な欠勤や退職も予想されますので、いざとなったら「自分一人でもやってやる」という気力と体力が求められます。

体力に自信がない場合は、生活習慣を見直し、ウォーキングやジョギングなどで、体力を養いましょう。

勉強しない|ビジネスと教養はずっと学び続けましょう

経営者はビジネスの知識や教養を高めることで成功へと近づいていきます。

料理人の多くは勉強熱心なのですが、その情熱は料理に対してに限られます。

料理知識、技術を上げることに異論はありませんが、店を成功させるためには、そこだけにこだわりすぎるのはよくありません。

普段の仕事で手一杯で、そこから慣れない勉強をするのは大変ですが、やらないと成長しません。

毎日少しずつでいいで、勉強の習慣を身につけましょう。

勉強方法は読書やYouTubeがおすすめです。

それらで身についた知識をSNSやブログを使い、どんどんアウトプットしていきます。

知識はアウトプットまでして、ようやく身につくものです。

飲食業の経営に役立つ分野はこちら↓

  • 歴史
  • 哲学
  • 思考法
  • 自己啓発
  • ライティング
  • マーケティング

全部を一度に取り組むことはできませんので、まずは自己啓発でマインドセットを鍛え、マーケティングスキルを磨きましょう。

そのあとは興味のあるジャンルに取り組んでください。

数字に弱い【どんぶり勘定】

数字に弱い【どんぶり勘定】

これは経営者にとって致命的な弱点です。

どんぶり勘定で店を回している経営者が多いこと多いこと・・・。

経理のことはよくわからないけれど、美味しい料理を作っていれば大丈夫と突っ走っているオーナーは少なくありません。

腕のいいコンサルタントや税理士と契約していれば安心ですが、支払う報酬が高いので、最初は自分で数字を管理する必要があります。

たとえ、数字が苦手で学生時代に数学で赤点をとっていたとしても(これ僕です!)、数字アレルギーだったとしても、ここは踏ん張って勉強しましょう。

ですが、安心してください。

飲食店に最低限必要な数字の知識は少しだけです。

簿記もパソコンを使えば簡単にできるので覚える必要はありません。

コストや損益分岐点、売り上げに関わることなど専門書を数冊読めば身につきます。

飲食店というビジネスの構造を理解することは必須です。
ここがわかっていれば、問題が起こったとき、構造を分解して原因を数字の調整で解決できるので早い段階でテコ入れできます。

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飲食店の経営で失敗する人に学ぶ改善策【まとめ】

・商品やサービスに絶対の自信があるならプロダクトアウト、それ以外はマーケットインで店のことを決める。
・思いつきや感情に流されることなく、PDCAサイクルを回す。
・過酷な労働に耐えられる体力を身につける。
・最低限の数字の勉強をする。
・飲食店というビジネスの構造を理解する。

飲食店を開業しても失敗する人が多い理由と解決策|ビジネスの構造を理解しよう

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