スタッフの募集をそろそろはじめようかな。
あんまりお金をかけたくないんだけど、いい方法ある?
無料でできる募集方法もあるよ。
しかも、やる気のある人が応募してくれるからおすすめ。
・オープニングスタッフの求人方法
・オープニングスタッフの教育方法
飲食店オープニングスタッフの求人方法
・工事期間中から店に求人募集の張り紙をする
・Twitter・facebook・Instagram【SNSを活用】
・インターネットの求人サイトに有料広告を依頼
工事期間中から店に求人募集の張り紙をする
張り紙での求人は、店の前まで来ていただかないと、存在に気付いてもらえません。
しかし、工事中や準備中の店舗を見て応募してくれるので、他の媒体からの応募とは、期待感や思い入れのようなものが全然違います。
応募人数は少ないですが、優秀な人材が期待でき、離職率も低いので、必ず取り組みましょう。
これは営業がスタートしてからも同じですが、さらに応募数が少なくなります。
応募の問い合わせがきたら、「ラッキー」と喜ぶくらいで。
僕は張り紙からの応募は、ほぼ100%採用しています。
Twitter・facebook・Instagram【SNSを活用】
求人をSNSで拡散するのですが、方法は2つ。
・個人のSNSアカウントで募集
・お店のSNSアカウントで募集
個人のSNSアカウントで募集
あなた個人のアカウントなので、応募してくれる人は、よほどのインフルエンサー以外は、知り合いか、知り合いの知り合いである可能性が高いです。
「知り合いだったら気楽で助かる」と、よさげですが、実はあまりお勧めできません。
オープニングの大変な時は、とても助かるのですが、これから長い期間、働いてもらうことを考慮すると、問題が出てきます。
理由は、店のスタッフはあなた個人に興味がある人より、あなたがすることに興味がある人を雇った方がうまくいくからです。
あなた個人が興味の対象だと、これから経営者として苦悩、成長していく、あなたとの間にギャップを感じ、「なんか変わったよね」と溝ができてしまうことが多いです。
とんでもないカリスマ性を持っていればそれでも大丈夫なのですが、僕も含め、そんな人はなかなかいません。
この方法は、オープニング時や急な欠員の時だけ、活用した方がいいでしょう。
お店のSNSアカウントで募集
SNSでの求人募集はこちらが本命です。
アカウントが作りたてでは、情報とフォロワーが少ないので、早い段階でアカウントを作成し、あなたの理念やお店のコンセプトを発信しましょう。
毎日、工事の様子を写真にとってアップするのも良い方法です。
張り紙の求人ほどではありませんが、店ができるまでの過程を共有できるので、意識の高い人が応募してくれる可能性が高いです。
応募の受付もSNS上で受付すれば、求人数もある程度見込めるでしょう。
求人が多すぎるようであれば、あえて電話での問い合わせにするのもありです。
電話での応募は心理的にハードルが上がるので、本当に働きたい人しか、かけてきません。
インターネットの求人サイトに有料広告を依頼
こちらは先の2つの方法ではスタッフを確保できない場合に役立ちます。
安い料金に目がくらみ、マイナーなサイトに求人を出しても、応募が少ない(もしくはゼロ)ので、知名度のあるメジャーな媒体を使いましょう。
メジャーな媒体ほど、料金は上がる傾向がありますが、マイナーな媒体に何度もだすことを考えると合理的で結局、安くつきます。
求人サイトに掲載すると、他の方法に比べ圧倒的に応募数は多いのですが、デメリットも。
それは、離職率が高いことです。
インターネットだと、ろくに下調べもせずに気軽に応募する人が多く、働いてから、「思っていた仕事と違う」「想像していたよりしんどい」など、不満を口にするケースが多いです。
そういった人は長くは続きませんし、店やお客さんのことを考えると、早く辞めてもらったほうが得策です。
では、インターネットの求人広告がだめかというと、そうではありません。
いい加減な人の採用を避けるための方法があるのでお伝えします。
結論を言うと、「面接までに何度もやり取りする」こと。
メールで返信用の質問テンプレートをいくつか作っておいて、応募者と最低3回以上やりとりしてください。
コンセプト、募集要項の念押しや、シフト、募集動機など面接で聞きたいことは全てテンプレートに入れ、メールで済ませます。
いい加減な気持ちで応募した人は、途中で連絡が取れなくなるので、そこで見切りをつけ、やる気のある人に貴重な時間を使いましょう。
おすすめの求人サイトを2つご紹介
僕がこれまで使ったことのある求人サイトの中で、特に応募数が多かったものをご紹介します。
・タウンワーク
・フロムエーナビ
タウンワークはアルバイトに特化、フロムエーナビは社員も期待できます。
どちらもリクルートなので、プランによっては連携して掲載されます。
また、各地域に代理店がありますので、こちらリンクから申し込まなくても、大丈夫です。
そちらの方が、営業さんが店に来てくれるので、あなたの店に合わせた求人方法のアドバイスをもらうことができます。
オープニングスタッフ募集だと、特に親切にしていただけるでしょう。
探し方は、インターネットでお店の都道府県とタウンワーク、フロムエーナビで検索します。
例えば「東京 タウンワーク」や「大阪 フロムエーナビ」などで検索するといくつかでてきます。
ただし、1ページ目の上の方に表示されているのは広告ですので、注意して探してください。
※僕はまだ使っていませんが、同業者から良い評判を聞いたので、こちらもリンクを貼っておきます。
24時間応募OK!人気のアルバイトを探すならシゴトイン・バイト
飲食店のオープニングスタッフの教育方法【3ステップ】
明るく、元気で、愛想が良くて、コミュニケーション能力も高い。
飲食店なら、こんな人がスタッフになって欲しいですよね。
しかし、そんな人が来ることを待っていては、いつまでたっても前に進みません。
教育を重ねることで、「この子、大丈夫かな?」と心配していたスタッフが、理想の姿へと成長する場面を、これまで数多く見てきました。
優秀な人を雇うのではなく、優秀な人になるよう育てるという意識を持ってください。
教育は次の3ステップで取り組みます。
- 他店での現場研修
- マニュアルを用意・スタッフのモチベーションを上げる
- 完成後の店舗での最終確認・シミュレーション
他店での現場研修
同じ業態で知り合いの店があれば、そこで新たに雇ったスタッフを研修させてもらいましょう。
知り合いがいなければ、あなたが理想とする店にお願いしてください。
もちろん、給料はあなた持ちです。
ほとんどの店は、賃金を払わなくていいならと、喜んで引き受けてくれるでしょう。
人は親切にされると、「お返ししたい」という心理が働きますので、短い期間でも親切に教えてもらえます。
ここで、最低限の飲食店に必要なスキルと現場の空気を学んでもらってから、あなたの店のやり方を説明することで、いきなり教えるより、理解度が飛躍的に向上します。
研修期間は1週間から2週間を目安にしてください。
あまり短すぎても効果が薄いですし、長いと賃金の支払いが大変なので、個人の経験や能力に合わせて調節しましょう。
マニュアルを用意・スタッフのモチベーションを上げる
スタッフ用のサービスマニュアルを用意します。
基本的な作業は全て網羅し、あなたに聞かなくても見ればわかるというところまで作り込みましょう。
研修の期間を短縮でき、オープン後もスタッフの指標になります。
これから経営していく中で、社員はともかく、アルバイトは採用、退職の繰り返しです。
その都度、研修やバックアップを徹底することは、時間や費用のことを考えると厳しいです。
教育を自動化する意味を込めて、マニュアルをしっかり作り、スタッフに熟読してもらいましょう。
覚えたかどうかテストをして、結果を時給に反映する方法をとると、みんな目の色が変わりますよ。
スタッフの研修先に協力していただけるなら、そちらのやり方をベースに作った方が簡単ですし、失敗も少ないです。
マニュアルは定期的に更新していく必要があります。
完成後の店舗での最終確認・シミュレーション
他店での実践的な研修、それを踏まえた上でのマニュアルを覚えた上で、店舗での最終確認に入ります。
最初はできるだけ、研修先のやり方を真似るようにすることで、この期間を短くできます。
ある程度、経験を積んだスタッフばかりなら、3日もあれば十分です。
できるだけ短い期間で取り組むことで、モチベーションも維持でき、人件費も抑えられます。
オープンしてから、頻繁にミーティングをおこない、少しずつ改善していくほうが、スタッフ全体の士気も上がるのでおすすめです。
飲食店オープニングスタッフの求人と教育のまとめ
- スタッフの求人方法は店舗への張り紙が一番よい
- 優秀なスタッフを求めるのではなく、「育ちそうか」という視点で採用する
- ステップに沿ってスタッフを教育することで、オープン前の脱落を防ぐ