顧客管理は正直めんどくさい!
ほかにやりたいこといっぱいあるし。
気持ちはわかるけど、やる価値はあるよ!
・顧客管理の重要性を理解
・顧客リストを集めるメリット
・LINE公式アカウントとハガキを使った顧客リストの活用方法
飲食店にとって顧客管理は生命線である
飲食店に限らず、商売する者にとって顧客の情報はかけがえのない財産です。
有名な話なので聞いたことがあるかもしれませんが、江戸時代の商人は顧客台帳を燃えにくく、水に強い素材を使用し、火事が起こると井戸に放り込み、鎮火してから回収したそうです。
その頃は木造の建物ばかりでとても火事が多かったので、前もって準備していたんですね。
店が燃えて潰れても、顧客の情報さえあればいつでもやる直せるというのを当時の商人は知っていました。
これは現代でも同じ。
今回の新型コロナウィルスによる規制や自粛の影響で多くの飲食店は悲鳴をあげています。
その中でも、安定した売り上げを維持しているのが、顧客管理を徹底している店舗です。
「そんなことしなくても忙しいから」「やってる暇がない」とさぼっていた店はかなり苦しい状況に追い込まれました。
たとえ、いま流行っている店でも受身のままでいると、このようなことになる可能性があり、とても危険です。
日頃の業務だけで大変なのはわかりますが、取り組めば必ず結果がでるものですので、やる価値があります。
顧客管理を怠るとこうなります【経験談】
僕が実際経験した、顧客管理をサボるとこうなるという事例をご紹介します。
これはもはや運任せですね。
- 売り上げ予測がつかない
- イベントに人が集まらない
- 売り上げが天候に左右される
- 新型コロナのような事態がおこればお客さんが来なくなる
飲食店が顧客管理に力を入れるメリット
運任せから脱出できます。
- 売り上げの予測がつきやすい
- イベントに人を集めやすい
- 売り上げが天候に左右されない
- 思いもよらない事態に陥っても対処できる
それでも飲食店の経営者が顧客管理を後回しにする理由
顧客管理に取り組むことで、飲食店の経営は格段に安定することを、ほとんどの経営者はわかっています。
わかってはいるのですが、9割以上の店が顧客管理に取り組んでいません。
その理由はただ一つ、
「めんどくさいから」
これだけ聞くと、「人生かかってるんだからちゃんとやれよ」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。
小さな飲食店のオーナーは料理を含め、あらゆる仕事をほとんど1人でこなさなければいけません。
現場優先で考えていくので、顧客管理のような手間のかかることはどうしても後回しになるんですね。
この気持ち、とてもわかります。
僕も最初の数年間は一切取り組んでいませんでした。
真剣に取り組み始めたのは、店を開けて5年目くらいからです。
それまでは順調に売り上げが伸びていたのですが、停滞してきたのが始めたのがきっかけです。
結果、以前より安定した集客に成功しています!
飲食店の顧客リスト取得方法【タイプ別に解説】
具体的にどうやってリスト(顧客情報)を取得すれば良いか、どのように活用するのか。
顧客リストのとり方はお店によって変わってきますので、わかりやすくタイプ別に解説します。
客単価1000円〜3000円ほどのリーズナブルなお店と、客単価5000円以上の店では狙うべき戦略が違います。
【客単価1000〜3000円】カフェやレストラン・居酒屋など低価格帯の顧客リスト取得方法
- 会員カードを発行する
- ポイントカードを発行する
- アンケートに書いてもらう
- LINE公式公式アカウントに登録してもらう
どの方法でも、登録していただく見返りとして、特典を用意します。
低価格な店はコストパフォーマンスを重視するお客様が多いので、お得感を打ち出しましょう。
期間限定の特典や割引が有効です。
LINE公式アカウント(旧LINE@)とはビジネス版のLINEです。
テンプレートを設定して自動で送信したり、多くの人へ一斉送信できるなど便利な機能が備わっています。
登録や詳しい情報はこちらの公式ページをご覧ください。
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【客単価5000円以上】フレンチやイタリアン・和食・中華など高級店の顧客リスト取得方法
- LINE公式アカウントに登録してもらう
- お食事後にあなた自らご挨拶に行き、必要事項を書いてもらう
こちらは価格より、内容を重視されるお客様が多いです。
少しくらい高くてもいいから、「特別な体験がしたい」「素敵な食事がしたい」と期待して来店されます。
特典は値引きよりは、最新の仕入れ情報や、特別なコース料理、お誕生日プレゼント、レア情報などが最適です。
ライン公式アカウントで送る内容は、上に書いた内容+「お店のことや料理に対する考えかた」つまり、あなたの世界観を発信するとより濃いファンがつくでしょう。
飲食店顧客リストの活用方法|LINE公式アカウントとハガキを使い分ける
顧客リストは来店を促したり、商品を購入していただくためにあります。
定期的にメール(LINE)やハガキなどを使い、接触の機会を増やすことで、効果を発揮します。
これはザイオンス効果といって、同じ人やモノに接する回数が増えるほど、印象が良くなるという心理現象。
例えばですが、インターネットで同じ広告を見ていると、最初は全く興味がなかったのに、だんだん気になってきて思わずクリックした経験はないでしょうか?(僕は何度もあります)
送る内容の例↓
- ご来店後のお礼メッセージ
- イベントの告知(特典付き)
- おすすめの料理をご紹介
- お客様の誕生日祝いコース・プレゼントのお知らせ
まず必ずして欲しいのが、登録していただいた次の日にお礼のメッセージを送ることです。(ライン公式アカウントの場合は当日の方が有効です)
LINE公式アカウントでしたら、自動返信設定ができるので、一度メッセージを作ると後は勝手に設定した日時に送信してくれます。
ハガキの場合は手間と費用がかかるので大変ですが、LINE公式アカウントよりお客様の印象に残ります。
お店で登録していただいた方と、ネットやチラシで登録していただいた方へのメッセージ内容は変えましょう。
後は、来店を促すイベントの告知や旬の食材を使ったおすすめ料理、お誕生日の月に使える特別クーポンなど発信していきます。
ザイオンス効果を狙って、最低でも月1回以上は配信しましょう。
飲食店にとって顧客管理が重要な理由【まとめ】
・顧客リストがあればどんな状態からでもやり直せる
・顧客管理ができていない店の経営は運任せと同じ
・顧客とは定期的に接触を持つ(ザイオンス効果)
・顧客とのやり取りはLINE公式アカウントとハガキがおすすめ
僕もLINE公式アカウントを運営していますので、よかったらご登録お願いします。
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